競走馬で屈腱炎に似た病気(怪我)ってありますか?
出資している馬が屈腱炎の疑いがあるとの一報を受けました。
屈腱炎ではなく他の怪我であれと願っている中でふと疑問に思ったのですが
屈腱炎と間違いやすい怪我ってあったりするんですか??
例えば屈腱炎と思っていたらソエだったとか。。
詳しい方ご回答宜しくお願いします。
回答
una********:
屈腱炎…前肢に多く発症する病気です。
種類…主に、浅(指 趾(後肢))屈腱炎 深(指 趾)屈腱炎 繋靭帯炎の3つが多いです。
深屈腱炎はエビ(エビ腹)と謂われ、球節から上部が丸くなったエビの様に腫れるのが特徴。
原因…昔は蹄の角度等謂われてましたが、過度の運動です。…特に坂路は負担が掛かります。
治療…休養 消炎剤(内服薬 塗り薬)。
昔は炎症を起こした部位をコテで焼いて、炎症を促して治すなんて荒療治(焼烙法)が主流でした。
どのくらい休養させられる余裕があるのか?で復帰は決まると思います。
その他下肢(前膝 飛節(後肢)から下部)の疾病としては、骨折(剥離 その他)骨瘤 等々
蹄…トウ嚢炎 挫石 蹄葉炎 裂蹄 等々。
近年はレントゲン 超音波等 診断技術が進歩しているので、近日中に結論は出るかと思います。
海外では、CT MRI診断もあります。
- una********
- 屈腱炎は腱の疾病。
ソエは骨の疾病。
診断を誤ることはないでしょう。
sat********:
屈腱不全断裂という屈腱部の損傷や断裂具合が屈腱炎よりも酷い症状の故障(怪我)があり、この症状の故障(怪我)を発症した競走馬は競走能力喪失(怪我が完治する事は難しく完治したとしてもレースに出走する事はもちろん、その為にトレーニング(調教)をする事も出来ない等、競走馬としは再起不能で引退を余儀なくされるような状態の怪我)となります。
また屈腱不全断裂って骨折や脱臼で予後不良になったり重症で競走能力喪失となる場合と同じく、レースや調教等で競走馬が走行中に突然発症するケースが非常に多く、代表的な例としてはビワハヤヒデやサクラローレル、トウカイポイントやレインボーライン等(いずれもレース入線(ゴール)した(トウカイポイントの場合はゴール前で競走中止した)直後に鞍上が下馬して馬運車で診療所に搬送されてる)で、この怪我により引退を余儀なくされてるんです。