フランスの格式高い競馬のレースでは、日本の普通のスポーツ観戦や賭け事みたいな雰囲気ではなく、ドレスを着てシャンパングラスを傾ける社交場のような場所になると聞きます。
なぜフランスでは競馬場が社交場になるのでしょうか?そしてなぜ日本の競馬場は社交場にならなかったのでしょうか?競馬の歴史に基づいた理由などあるのでしょうか?
回答
だだちゃまめ:
ロンシャン競馬場に行った時、現地にもシャンパン呑みながら野次飛ばしてる競馬オヤジっぽいのたくさんいましたよ。
四方青山:
貴族と鉄火場
ザジX:
日本だって黎明期には貴族的特権階級しか行きませんでしたよ(なんせ馬券の単位が今の2千円くらいはした)まさに庶民離れした遊技場だったのです。それが戦後ですね、完全に最低単位になって庶民化されたのは。
今はヨーロッパだって、一部ではそういう社交的な雰囲気もあるでしょうが、マスコミが写さないところは、庶民の鉄火場です。
- ザジX
- 大体ギャンブル依存症相談施設はヨーロッパ諸国にもあります。
chimpenzee:
ヨーロッパの競馬は貴族から始まりました。
自分は実際にフランスの競馬(凱旋門賞)に行ったことがありますが、羽帽子を貸すお店があったりして華やかなでしたよ。
金持ちの遊びだっんですな。
日本では“鉄火場”と呼ばれる様な状態になっているのは国民性が関係していると思います。
ギャンブル依存とゲノムDNAの塩基との関係を調べた研究によると、rs11060736と呼ばれる遺伝子が関与しているらしいのですが、アジア人の方がギャンブル依存症になりやすい遺伝子を持っている人の割合が高いのだそうです。
また明治時代の小説には、とかく日本人の欠点は怒りやすく短気であることと書かれている文章も残っています。
今の中国や韓国の人を想像すると良いのかと思っていますが、ひとまず頭にきやすい性質だったそう。
“鉄火場”と言うのは遺伝子レベルで作り上げられてしまったものの様です。
ブルースD.S:
欧州の競馬は、王族の趣味で始まったものです。
ダービーステークスやセントレジャーステークスは創設者である貴族の名前が由来ですし、イギリスにはエリザベス女王が自ら所有するアスコット競馬場があります。
競馬とは貴族の嗜みであり、メインはレースを観戦することが欧州の競馬です。
対して日本は江戸時代に初めて競馬が開催され、その頃には既に競馬賭博の文化が欧州でも発生していたため、すぐにギャンブル要素を取り入れました。
日本と欧州との違いは、黎明期に\”賭博\”の文化があったかどうかでしょう。
- ブルースD.S
- そういえば、ディープインパクトの凱旋門賞挑戦の年は地元新聞に「日本人は野蛮だ。ドレスコードを一切守ろうとしなかった」と批判されていました。
日本人と欧州人における競馬の価値観の違いが如実に表れた事件でした。