競馬 サラブレッドについて教えてください。
サラブレッドは血統が大事なのはわかりますが、種牡馬になれるのは良い成績を残した馬のみなので、もう既に種牡馬が飽和して生まれる馬がほぼ全て良血といえるのではないのでしょうか?
地方競馬などを見てみてもディープ産、ハーツクライ産など多くの良血といわれる馬の子供が多く、どれが良血か否かを判断できないと思ってしまいます。
しかしセレクトセールでは良血と言われる馬たちが多く上場しています。
無名な馬も種牡馬になっているのなら生まれた段階でこの馬は地方、この馬は中央と判断しやすいと思うのですが、もう現状はできないように思えます。
どうやって血統で馬の優劣をつけ、地方馬、中央馬などの選定をしているのでしょうか?
回答
zon********:
母馬ですよ
牝馬は引退したら成績に関係なく
繁殖牝馬となれますから
成績の悪い母の馬は人気になりません
分かったおけ:
種牡馬というよりも繁殖牝馬で良血とかよく言われるよ。
永倉ちなり:
いちファンですが…。
>地方馬、中央馬などの選定をしているのでしょうか?
地方競馬は現在ではほぼ全てダートのレースですから、中央・地方の馬主資格がある方なら、基本的に血統的に芝適性があると思われる馬は中央に入厩させたいと考えると思います。
一般的にケンタッキーダービーを頂点とするアメリカ産の種牡馬はダート向き、ヨーロッパ産の種牡馬は芝向きとされます(芝・ダート兼用や例外もあり)。また実際に生まれた産駒が統計的にどちらに適性があるかによっても判断されます。
ダート適性があり、なおかつオープンまで行くと判断したら、中央の方が高い賞金を望めるため、中央からデビューを考えるかもしれません。逆に馴致や育成の期間の適性を見て、十分能力がある馬を、地方の重賞や三冠を狙うために地方に入厩させることもあるでしょう。
ただ調教師は馬房(管理できる頭数の上限)があるので、馬主との関係でたとえば地方からデビューさせたほうがいい、とか自分の好みの血統ではないのではっきり断るといった場合もあるでしょう。じっくり成長させた方がいい馬で能力を見て、預託料の比較的安い地方で育てて、デビュー後に中央に挑戦(転厩)させるという場合もあるかも知れません。
馬主の経済状態で、持ち馬の全てを中央に入れると、委託料が高いので厳しいので、一部の馬を地方へ、という選択が働く場合もあるでしょう。
オグリキャップは、祖父はアメリカで22戦21勝のネイティブダンサー、母系は5代前は天皇賞馬クインナルビーにさかのぼります。
父ダンシングキャップも母の父シルバーシャーク(アイルランド産)も芝・ダート兼用です。後の活躍のようにオグリキャップ自体の芝適性は十分以上でしたが、馬主が地方競馬の馬主資格だったので笠松からのデビューになりました。
>もう既に種牡馬が飽和して生まれる馬がほぼ全て良血といえるのではないのでしょうか?
他の方も指摘されてる通り、父系はほぼ大雑把にいうと9割以上同系統(ダーレーアラビアン-エクリプス系)ですので、普通、良血かどうかは母自身の競争成績やその母系が活躍馬を出してるか、祖先は?ということがポイントになります。
オグリキャップも母系に天皇賞馬がいて、1925年にオーストラリアから輸入されたシュリリーにさかのぼり、代々種付けられた種牡馬もリーディング上位の馬ばかりですが、オグリキャップが出るまでしばらくこの系統からは活躍馬が出ていなかったので、良血というイメージはなかったようです。
これは私の憶測ですが、もしオグリキャップの初代の馬主さんが中央の資格を持っていたとしても、血統表だけ見たら調教師が入厩を断っていたかも知れません。
きたきつね:
プロ野球のドラフト会議と同じですよ
NPBのスカウトの目に留まった選手が
巨人や阪神などに行けるとの一緒
セレクトセールはまさに
ドラフト会議ですよ
セリには調教師もアドバイザーとして
帯同して良い馬をスカウトしに来てる
こういうところに指名させて
もらえなかった馬は社会人や
独立リーグに行ってプレイをする
独立リーグ=地方競馬って事ですね
モーリスなんか物凄い血統は
地味でしたが実際に人を乗せて
走らせるトレーニングセールで
ノーザンファームの関係者の
目に留まって中央競馬で
デビューしてます
こういうのは育成枠みたいなもん
なんでしょう。
dia********:
その通りだと思います。
シンジケートが組まれて種牡馬になれたのは、(プライベート種牡馬は除いて)、競走成績が優秀&良血だからといって過言はありません。
一方、肌馬(母親になる馬)はそうではありません。
ただし、セリ等で母系が優秀な馬ほど高く売れる。これを示すのがブラックタイプという血統表です。その母系の重賞競走、リステッド競走、一般競争の成績が書かれていて、重賞ほど濃い活字で記されています。本当の良血は、ブラックタイプの濃い馬(母系の充実した馬)と、良血の種牡馬の間に生まれた馬と言っていいと思います。
chimpenzee:
血統という古い概念は
今、徐々に遺伝子で置き換えられている最中です。
日本でどこまで導入されているか不明ですが、
遺伝子検査で以下の様な項目は調べられますよ。
・距離適性(これは日本でも導入しています。2013年~)
・ダート/芝適正
・競走馬としてのエリートテスト
・繁殖入り後のエリートテスト
遺伝子で分ければわかりやすい。
ID非公開:
知り合いの調教師さんのコメントとかが重要視されます。
強い父系は言わずもがな、肌馬こそ良血の定義の根幹ですね。
あとは雷演出とかくると熱いとかです。
115846332:
おっしゃるように良血なのは当たり前ですが、馬の性格までは分かりません。牧場で群れで放牧させて、一番前を走る馬がいいとか、血統だけではかれない要素もたくさんあります。
馬の場合、兄弟とは母親が同じであることを言いますが、父親も同じ全兄弟でも成績が違います。
ギャンブルなのは馬券を買う人ばかりではありません。
中央で走る馬は、セールに出る前に馬主に依頼された調教師が牧場に出向いて買ってしまいますし、ダート向きの血統で交配された馬は地方に行きがちですね。
hgp********:
それは馬主さん次第ですね
中央と地方の馬主になれる条件が違うから~(^-^ゞ
無気力P@ボカロP:
そのためにサラブレッドの生産には「母系」が重視されているのです。
zon********:
母馬ですよ
牝馬は引退したら成績に関係なく
繁殖牝馬となれますから
成績の悪い母の馬は人気になりません
分かったおけ:
種牡馬というよりも繁殖牝馬で良血とかよく言われるよ。
永倉ちなり:
いちファンですが…。
>地方馬、中央馬などの選定をしているのでしょうか?
地方競馬は現在ではほぼ全てダートのレースですから、中央・地方の馬主資格がある方なら、基本的に血統的に芝適性があると思われる馬は中央に入厩させたいと考えると思います。
一般的にケンタッキーダービーを頂点とするアメリカ産の種牡馬はダート向き、ヨーロッパ産の種牡馬は芝向きとされます(芝・ダート兼用や例外もあり)。また実際に生まれた産駒が統計的にどちらに適性があるかによっても判断されます。
ダート適性があり、なおかつオープンまで行くと判断したら、中央の方が高い賞金を望めるため、中央からデビューを考えるかもしれません。逆に馴致や育成の期間の適性を見て、十分能力がある馬を、地方の重賞や三冠を狙うために地方に入厩させることもあるでしょう。
ただ調教師は馬房(管理できる頭数の上限)があるので、馬主との関係でたとえば地方からデビューさせたほうがいい、とか自分の好みの血統ではないのではっきり断るといった場合もあるでしょう。じっくり成長させた方がいい馬で能力を見て、預託料の比較的安い地方で育てて、デビュー後に中央に挑戦(転厩)させるという場合もあるかも知れません。
馬主の経済状態で、持ち馬の全てを中央に入れると、委託料が高いので厳しいので、一部の馬を地方へ、という選択が働く場合もあるでしょう。
オグリキャップは、祖父はアメリカで22戦21勝のネイティブダンサー、母系は5代前は天皇賞馬クインナルビーにさかのぼります。
父ダンシングキャップも母の父シルバーシャーク(アイルランド産)も芝・ダート兼用です。後の活躍のようにオグリキャップ自体の芝適性は十分以上でしたが、馬主が地方競馬の馬主資格だったので笠松からのデビューになりました。
>もう既に種牡馬が飽和して生まれる馬がほぼ全て良血といえるのではないのでしょうか?
他の方も指摘されてる通り、父系はほぼ大雑把にいうと9割以上同系統(ダーレーアラビアン-エクリプス系)ですので、普通、良血かどうかは母自身の競争成績やその母系が活躍馬を出してるか、祖先は?ということがポイントになります。
オグリキャップも母系に天皇賞馬がいて、1925年にオーストラリアから輸入されたシュリリーにさかのぼり、代々種付けられた種牡馬もリーディング上位の馬ばかりですが、オグリキャップが出るまでしばらくこの系統からは活躍馬が出ていなかったので、良血というイメージはなかったようです。
これは私の憶測ですが、もしオグリキャップの初代の馬主さんが中央の資格を持っていたとしても、血統表だけ見たら調教師が入厩を断っていたかも知れません。
きたきつね:
プロ野球のドラフト会議と同じですよ
NPBのスカウトの目に留まった選手が
巨人や阪神などに行けるとの一緒
セレクトセールはまさに
ドラフト会議ですよ
セリには調教師もアドバイザーとして
帯同して良い馬をスカウトしに来てる
こういうところに指名させて
もらえなかった馬は社会人や
独立リーグに行ってプレイをする
独立リーグ=地方競馬って事ですね
モーリスなんか物凄い血統は
地味でしたが実際に人を乗せて
走らせるトレーニングセールで
ノーザンファームの関係者の
目に留まって中央競馬で
デビューしてます
こういうのは育成枠みたいなもん
なんでしょう。
dia********:
その通りだと思います。
シンジケートが組まれて種牡馬になれたのは、(プライベート種牡馬は除いて)、競走成績が優秀&良血だからといって過言はありません。
一方、肌馬(母親になる馬)はそうではありません。
ただし、セリ等で母系が優秀な馬ほど高く売れる。これを示すのがブラックタイプという血統表です。その母系の重賞競走、リステッド競走、一般競争の成績が書かれていて、重賞ほど濃い活字で記されています。本当の良血は、ブラックタイプの濃い馬(母系の充実した馬)と、良血の種牡馬の間に生まれた馬と言っていいと思います。